ひきだしが一杯
書籍帯より
海に漂う〈小さな橙色のブイ〉のようなこれらの詩編は、明るく、優しく、ひとびとや、」その暮らしへの愛にみちている。生得の機知と柔軟な想像力を駆使して、これからも書き続けられるであろう彼女の詩は、さらなる光を発し、ひとびとの、そうして彼女自身の航路を照らす、一条の灯となるだろう。
新川和江

子供を産んだ日
大事なことを見落とさないようにと
神様は
私の琴線を
キリキリと巻き上げていかれたのでした
― 「秋の午後」より ―

著者
近藤明里 著
発刊
2003(平成15)年5月
サイズ
A5判
価格
定価 1,320円
ISBN
 
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